お役立ち情報
◆二胡 固定タイプ千金(千斤)の取り付け方
千金は二胡にはかかせない重要な部品のひとつです。千金を替えるだけでも音色は安定します。ここでは固定タイプ千金の取り付け方法をご紹介します。取り付けに少し時間がかかりますが、一度取り付けると後は安定しますのでオススメです。
- 最初に糸巻きに巻いている弦を解きます。
- 千金の位置を決めます。⇒ 参考:千金位置の決め方
- 棹と千金を固定します。
付属のテグス(紐)を千金の横の穴に通します。テグス(紐)の左右の長さが均等になるようにして、棹の後ろで一回しっかり結びます。
ゴムをはさみ終えれば完了です。あとは調弦をして音色を確認してください。
付属のゴムは大切ですので、失くさないようにしてください。
※ゴムは、使用期間が長くなると徐々に劣化しますので交換が必要になります。交換ゴムは、ホームセンター等で販売されている自転車用の虫ゴムを適度な長さに切って、代用できます。
◆参考:千金の位置の決め方
一般的に千金の取り付け位置は、駒(ヘビ皮の真中にある駒)から棹に向けて、38cm~41cm前後の位置に装着しますが、個人の手の大きさ腕の長さに応じて、弾きやすい高さに調節することもできます。
駒から千金の長さ(距離)を測る
駒(ヘビ皮の真中にある駒)から棹に向けて、38cm~41cm前後の位置に装着する。
手の大きさ腕の長さに応じて位置を決める場合
共鳴胴の上に左手の肘をあて、棹にそって手を上に伸ばします。中指の付け根から小指の付け根辺りが奏者に合った位置となります。(※ただし、37cmより下位置は楽器の響き的にあまりオススメしません)