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月別:2008年03月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第十八話~

お久しぶりでございます。


最近のシャンティ老師はちょっとなまけ癖がついている。
このブログは週一回の約束でしたなぁ。。。
さて、第17話は不規則リズムとはなんぞやという文章で終わっています。


今日はその話からはじめましょうか。
心臓の病にも不整脈というのがあるとおり、ものにはすべて規則と不規則なものがあるようですな。
しかし、不規則なものでも同じパターンをそのまま繰り返せば、これが規則的なものになっていくのだから、どこからどこまでが規則的であり、また不規則であるかはよくわからないのです。

清談録 ~第十八話~の続きはコチラから 






さて、不規則リズムとはいったいなんなんでしょうか。
前にも触れたように、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」5拍子のリズムがあります。
これは、それまでの作曲家たちが採用しなかったタイプのリズムになっておりますが、これを分割すると3拍子+2拍子あるいは2拍子+3拍子となってつまるところ規則リズムになってしまうのですよ。

似たようなものでアメリカの作曲家サミュエル バーバーという人の作品に「弦楽のためのアダージョ」というのがあり、これも5拍子の曲です。
それまで2拍子とかワルツとか4拍子などというオーソドックスな音楽ばかりになじんでいた人々は、こういうリズムの音楽を聴いてちょっとエキゾチックに感じたでしょうね。
 
ところが、
わがアジアにはそのような音楽をはるかに飛び越える複雑なリズムで構成された音楽がふんだんにあるのでございます。チャイコフスキーやバーバーの音楽などは東洋の人々の耳にとってはむしろ単調すぎて刺激に乏しいと感じているかもしれません。

例えばインドネシア バリ島の音楽とかインドの音楽など、小刻みに震えるリズムなどが満載されており、西洋人にとっては逆に受け入れがたいところがあるかもしれませんなぁ。


それを端的に表したのが20世紀初頭に初演されたストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」という曲です。
これがアメリカで演奏されたとき、そのリズムの難解さに楽団員たちから総スカンを喰らったというエピソードも残されておるのです。
パリの初演のときですら観客は賛成派と反対派に二分されたという記録があります。


リズムに対してはるかに敏感なアジア人やアフリカ系の人々にとって、こういう変則的リズムはさほど難しいものではございません。
が、西洋人にとってはよほどむつかしかったのでしょう。(ここには宗教的な問題があるような気が致しますが、それはまた後日)
20世紀後半の作曲家たちはこのような変則的なリズムをもった音楽をむしろ好んで使うようになったのですな。

老師のオススメ曲:

・チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」
・サミュエル バーバーの「弦楽のためのアダージョ」
・ストラヴィンスキーの「春の祭典」
・インドネシア バリ島の「ケチャック」 ガメラン音楽など。


CDもたくさんありますから、是非視聴くださいませ。

次回の清談は、金曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師

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