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月別:2007年12月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第十二話~


音の調性 第6話


さて、前回は長調の親族のお話をしました。
音との距離を度となづけ、完全5度離れている音が元の音と一番近しい長調ということでした。

では、今日は少しばかり新しいテーマを持ってきてみましょう。

二胡を弾く時、皆様は普段数字譜を利用されていると思います。
がしかし。ごくたまに、どうしても弾いてみたい曲の数字譜が手にはいらないことはございませんか?
楽譜はあるのに数字譜がない……でも、楽譜じゃあ“調”がわからない。。。。
数字譜は『D調』でしたり『F調』でしたり書いてありますもの。

そんなとき、すぐに何の『調』がわかる方法がございます。


そうですなぁ、今日は、そんな楽譜で調の区別がつけられる裏技をご紹介いたしましょう。


清談録 ~第十二話~の続きはコチラから 






さて、まずは、『調号』という言葉をまず憶えてくださいませ。
これは調を表す記号のことです。二胡の教本や曲集には、ト長調(G調)やニ長調(D調)の曲が数多くあるはずです。

ト長調(G調)の楽譜をごらんください。こちらには♯がト音記号の右側についていますね。
そしてそれは五線譜の一番上の線(これを第五線といいます)に書かれています。
さて、こういう調号からその曲がどんな調であるかを見つける簡単の方法がございます。


それにはまず、五線譜の基本的な名前をご紹介します。
五線譜は、下から第一線・第二線・第三線…となります。
そして、線と線の間を「間」といいます。
第一線と第二線の間は、「第一間」となりますね。
つまり、

第一線の音=ミ
第一間の音=ファ
第二線の音=ソ

となるわけです。

さてここで、隣同士の音が半音の音名をおぼえていますか?
そう、ミ・ファとシ・ドです。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
C D E  F  G A  B C


♯がついている第五線をご覧ください。ドレミファ…とたどっていくと、第五線にある音符は「ファ」になります。がしかし、このファが半音高くなっています。ということは、隣の「ソ」とは半音の距離ですよね?
つまり、このファは『ミ』であるか『シ』であるかです。
しかし、こちらではこの音を「シ」の音とします。
すると、シですから、そのすぐ上の音はドとなりますね。つまり、「ソ」であるはずのこの音はドですから、その音名はト音(G)となり、ト長調(G調)と名づけることができます。

同様にニ長調(D調)の場合を考えてみましょう。
♯記号はまず一番上の第五線にあり、もう1つの♯記号はド(第三間)についているはずです。
ここで注目なのは、この♯記号が最初のものよりも右側にあるということです。
この第三間の階名をシととらえてみましょう。ドレミファソラシのシですよ。
そこでシからひとつ上にずらして第四線である「レ」をドとして考えてみます。すると第4線は「レ」なのでDとなります。そしてまた、ハニホヘトのニにあたりますね。
するとこれはニ長調(D調)となります。


このように、一番右側にある♯の位置によって、その曲が何長でできているかを見つけることができるのです。
ついでに、♭の場合は、ファと考えてください。
ファからひとつひとつなぞっていくと、ドの位置がさがせます。ドの位置を音名でさがせば、それがその調の主音(ドにあたる音)となり、調名がきまります。
 
ちなみに♭ひとつついている場合、第三線についているので、これはファの音となり、第三線から下方にむかってなぞっていくと、第一間がドとなりますね。第一間は「ファ」になります。そしてこれは音名でいくとハ二ホへのへとなっりますので、ヘ長調ということになりますよ。

どうでうすか。
これが、楽譜を読むときの裏技なのです。

但しこれは長調の場合だけです。
短調に関しては、次の項で説明いたします。

次回の清談は、金曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師


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