シャンティ老師の清談録 ~第十三話~
前回では♯の位置で何調かすぐにわかる、“技”をご紹介しました。
音の調性 第7話
さて、今日も前回の続き、音の調性についてお話いたしましょう。
一番右側にある♯を『シ』ととらえ、それより半音高い音が『ド』となる。
つまり、その長調の名前、○長調となるわけです。
詳しくは前回の清談録をご覧くださいませ。
さてさて、今回は「五度圏」について説明しましょう。
音には距離があると申しました。
『五度』というのも音と音との距離でございます。
この『五度』という距離は不思議なもので、第五話でお話した倍音も『完全五度』という五度の関係。
また、ある長調とある長調の距離も同じく『五度』でございます。
そうですな、今日はこの『五度圏』について、そして短調に関して少しばかりお話いたしましょう。
下図をクリックしてください。 さて、これまでは主に長音階についてお話してきましたが、短音階というのもありますので、 短音階とはどういうものでしょうか。 短という文字があるから、ひょっとして短いのかな。短距離とか短時間とか短命、短気など、短がつく言葉はたくさんあるから、短い調かもしれません。。。 長短にこだわらず、短音階を考えてみましょう。 短調というのは、長調にくらべ、暗い雰囲気、切なかったり悲かったりと感じる曲ですな。 簡単に考えましょう。これはラの音から次のラまでの音階のことをいいます。
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
C D E F G A B C
ハ(ド・C)から始まって完全5度上の音を時計周りになぞっていくと、上記の図のようになり、最後にはハ(C)に戻ってきます。
これを五度圏といいます。
覚えるのは大変やもしれません。
しかし、多くの二胡の曲の範囲はハ(A)から始まって右を4つほど、左へふたつほどでございます。
ちょっと触れてみましょう。
しかし、ここではものの長短で調を考えてはいけません。
日本の歌には短調が多いですね。歌謡曲や軍歌には特に多いかと思います。
これは一説によると、遠いインドから声明という形になって、仏教に乗って日本にたどり着いたからと言われております。
しかしおもしろいことに、沖縄の歌にはもっとも少ない音階でございます。そういえば仏教の影響も、日本本土と比べて少ないですので、もしや何か関係があるやもしれませんなぁ。
この説は正しいかもしれませんね。おっと、申し訳ございません、またまた横道にそれてしまいました。
短音階ですな。
すなわちラシドレミファソラということですな。
これは長音階からごく単純に導き出したものですから、「自然短音階」と名づけましょうか。
短音階には実は、この「自然短音階」と「和声短音階」・「旋律短音階」と三種類もあるのですよ。
長音階はひとつだけですのに。
音階が3種類もあるとは、いったいどういうことなのでしょうか。
続きはまた次回ご説明いたしましょう。
次回の清談は、金曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師
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コメント (1)
次の清談を楽しみにして待つています。
投稿者: 辻 篤實 | 2008年01月04日 20:18