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月別:2007年12月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第十三話~


音の調性 第7話


さて、今日も前回の続き、音の調性についてお話いたしましょう。

前回では♯の位置で何調かすぐにわかる、“技”をご紹介しました。
一番右側にある♯を『シ』ととらえ、それより半音高い音が『ド』となる。
つまり、その長調の名前、○長調となるわけです。


詳しくは前回の清談録をご覧くださいませ。


さてさて、今回は「五度圏」について説明しましょう。
音には距離があると申しました。
『五度』というのも音と音との距離でございます。
この『五度』という距離は不思議なもので、第五話でお話した倍音も『完全五度』という五度の関係。
また、ある長調とある長調の距離も同じく『五度』でございます。


そうですな、今日はこの『五度圏』について、そして短調に関して少しばかりお話いたしましょう。


清談録 ~第十三話~の続きはコチラから 






下図をクリックしてください。


ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
C D E  F   G A  B C


ハ(ド・C)から始まって完全5度上の音を時計周りになぞっていくと、上記の図のようになり、最後にはハ(C)に戻ってきます。
これを五度圏といいます。
覚えるのは大変やもしれません。
しかし、多くの二胡の曲の範囲はハ(A)から始まって右を4つほど、左へふたつほどでございます。

さて、これまでは主に長音階についてお話してきましたが、短音階というのもありますので、
ちょっと触れてみましょう。

短音階とはどういうものでしょうか。

短という文字があるから、ひょっとして短いのかな。短距離とか短時間とか短命、短気など、短がつく言葉はたくさんあるから、短い調かもしれません。。。


しかし、ここではものの長短で調を考えてはいけません。

長短にこだわらず、短音階を考えてみましょう。

短調というのは、長調にくらべ、暗い雰囲気、切なかったり悲かったりと感じる曲ですな。
日本の歌には短調が多いですね。歌謡曲や軍歌には特に多いかと思います。
これは一説によると、遠いインドから声明という形になって、仏教に乗って日本にたどり着いたからと言われております。
しかしおもしろいことに、沖縄の歌にはもっとも少ない音階でございます。そういえば仏教の影響も、日本本土と比べて少ないですので、もしや何か関係があるやもしれませんなぁ。
この説は正しいかもしれませんね。おっと、申し訳ございません、またまた横道にそれてしまいました。
短音階ですな。

簡単に考えましょう。これはラの音から次のラまでの音階のことをいいます。
すなわちラシドレミファソラということですな。
これは長音階からごく単純に導き出したものですから、「自然短音階」と名づけましょうか。
短音階には実は、この「自然短音階」と「和声短音階」・「旋律短音階」と三種類もあるのですよ。
長音階はひとつだけですのに。
音階が3種類もあるとは、いったいどういうことなのでしょうか。


続きはまた次回ご説明いたしましょう。


次回の清談は、金曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師


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