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月別:2007年12月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第十一話~


音の調性 第五話

さて、”音の調性”というこのテーマもすでに5話目。
前回からようやく『調』の作り方についてお話いたしました。
覚えておられるでしょうか?

ハ長調(C調)を少しいじると、ト長調(G調)に変化させることができました。
そのときにつかったのが、長調にかならず存在する「度」。
つまり、音と音との距離のことですな。

さて、今日も先日の続きをお話いたしましょう。
そうですなぁ、今までの談話を少しばかり頭においてから、今回はまいりましょう。


清談録 ~第十一話~の続きはコチラから 






長調の音階、長音階には(全音+全音+半音)という同じ構造の上半身と下半身でつくられています。 こちらは前回でお話いたしましたね。 ハ長調からもっともつくりやすい調はト長調と、いうお話でした。 なぜならば、ハ長調の上半身(ソラシド)はト長調の下半身として使うことができるからでございます。

ドレミファソラシド=(ドレミファ)+(ソラシド) でした。
また、
(ドレミファ) =(ソラシド)=(全音+全音+半音)でございます

そのため、ト長調(G調)は

ソラシド=全音+全音+半音
レミファ♯ ソ=全音+全音+半音

になります。
詳細は、今までのお話『音の調性第一話~第四話』をごらんください。


さて。
ハ長調(C調)の土台音はドの音です。ト長調(G調)の土台音になるのはソの音。
ドからソまでの距離は5度ですな。
ソはドから数えて第5番目になるから5度というのでございます(ドレミファソ)。

そして、この5度を「完全5度」といいます。なぜ「完全」なのでしょうか?


さて、ここで思い出してください。
「音は瞬時にして子どもを出産する」。そうです倍音のお話でございます。


その第一子が1オクターブこえて5度上の音です。思い出しましたか?
この第一子は助産婦さんが手を加えなくても自然に「完全」形で生まれるのです。
だから、とりあえず完全5度と呼んでおきましょう。

ここであの5度でつくり上げられる音列を思い出してください。
ド、ソ、レ、ラ ミ シ ファ♯ ド♯ ソ♯(ラ♭)レ♯(ミ♭)ラ♯(シ♭)ファそして遂にドにたどりつく。


ハ長調(C調:ドから始まる)にもっとも近い親族はト長調(G調:ソから始まる)でございましたね。
するとト長調にもっとも近い親族はレの音ではじまる長調、すなわちニ長調(D調:レから始まる)ということになります。そしてこれは延々とイ長調(A調:ラから始まる) 、ホ長調(E調:ミから始まる)、ロ長調(B調:シから始まる) とつづくのですよ。


少しまとめてみましょう。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
C D E  F  G A  B C

ハ長調(C調) に近い親族 ト長調(G調)…「ドレミファソ、と完全5度の距離。」
ト長調(G長) に近い親族 ニ長調(D調)…「ソラシドレ、と完全5度の距離。」
ニ長調(D長) に近い親族 イ長調(A調)…「レミファソラ、と完全5度の距離。」
イ長調(A調) に近い親族 ホ長調(E調)…「ラシドレミ、と完全5度の距離。」

だんだん難しくなってきたような感じですが、これまで述べてきたことをひとつ、ひとつ整理すれば、簡単に音階の構造がつかめるかと思います。


続きはまた。

次回の清談は、火曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師


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