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月別:2007年12月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第十話~


音の調性 第四話

今日でこちらの清談録も二桁目に突入いたしました。
皆様に少しでも音楽の小話を提供し、皆様とお喋りをしようと思い、はじめましたこの企画。
はやいものですなぁ。

さて、前回は、「ふたつの音には距離があり、その距離を”度数”で表す。これを音程という」
そのようなお話でございましたね。

今日も先日のお話の続きといきましょう。
そうですなぁ、二胡とピアノの鍵盤(けんばんハーモニカなどでも良いかもしれません)をお手元にどうぞ。


清談録 ~第十話~の続きはコチラから 






さて、なにしろ目にみえない音のことですから、音の距離というとすこし分かりづらいかもしれません。 と…こういうふうに考えてみたらいかがでしょうか。

二胡の楽器で説明いたしましょう。

二胡の内弦はD(レ)の音でございますね。これは開放弦で音がでます。
すると、E(ミ)は1の指でミのポジションを押します。
するとレの時の千金から駒までの弦の長さと、ミのポジションのときの指から駒までの弦の長さはちがいますね。
ギターの場合はフレットがあるから、指で押せば二胡より簡単やもしれません。

つまり、弦の長さがポジションによって短くなったり長くなったりするのです。つまり音の位置が長くなったり、短くなったりするのでございます。
だから、二つの音の間の距離がちがうというわけです。

ま、そういうふうに考えていただければわかりやすいやもしれません。

…さて、ところで本論の調の話にもどりましょう。


『音の調性』シリーズ二話で、長音階の構造のお話をいたしました。
長音階の構造は、
下半身ド~ファ(+)上半身ソ~ドでそれぞれ「2全音+1半音」でできており、上半身+下半身は同じ形ですよ、というのが前回の話でした。

ドレミファソラシド=(ドレミファ)+(ソラシド)

そして、
ドレミファ=ソラシド

ですな。

これをハ長調からト長調にうつしてみましょう。


ト長調とはG(ト、ソ)の音を基本の音(最初の音)として考えてください。
すると ソラシドの音列は、すでにハ長調でも分かるように「2全音+1半音」になっております。

  |     |     |   |
  |  全  |  全  | 半 |
  ソ      ラ     シ   ド

これをト長調の下半身と考えてくださいませ。
で、あれば、同じ構造で上半身をつくればよろしいのです。
するとドの次には「レミファソ」という音列があるので、これにちょっと手を加るということですな。

このレミファソをじっくりみると、
レーミが全音 ミ~ファが半音、ファ~ソが全音となっております。

  |    |     |    |
  |  全 | 半 |  全 |
  レ     ミ    ファ    ソ

つまり全音+半音+全音となっていることが分かりますかな。
これでは下半身のソラシドと上半身のレミファソが同じ形になりません。
さて、すでにお気づきの方もいおられるかもしれません。
レミファソを”ソラシド”にするためには、ファの音を半音あげればよいのです。
すると、ファ♯だ。
すると……ファ♯とソの間が同時に半音になりました。

|     |     |  |
|  全  |  全   | 半 |
レ     ミ     ファ♯  ソ


これで全音+全音+の半音となり、まったくの同じ形ができたわけでございます。

これで、ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ♯・ソ のト長調…いわゆるG調ができあがった、ということです。

もう少し考えを進めてみてみると、ト長調はハ長調の身体の半分をもらって出来上がっているので、これは親族みたいなものですな。
そこでこの親族的に関係する調のことを「関係調」というネーミングがついておるのですよ。


続きは次の清談でお話いたしましょう。

次回の清談は、また火曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師


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