シャンティ老師の清談録 ~第十話~
今日でこちらの清談録も二桁目に突入いたしました。 さて、前回は、「ふたつの音には距離があり、その距離を”度数”で表す。これを音程という」 今日も先日のお話の続きといきましょう。
音の調性 第四話
皆様に少しでも音楽の小話を提供し、皆様とお喋りをしようと思い、はじめましたこの企画。
はやいものですなぁ。
そのようなお話でございましたね。
そうですなぁ、二胡とピアノの鍵盤(けんばんハーモニカなどでも良いかもしれません)をお手元にどうぞ。
二胡の楽器で説明いたしましょう。 二胡の内弦はD(レ)の音でございますね。これは開放弦で音がでます。 つまり、弦の長さがポジションによって短くなったり長くなったりするのです。つまり音の位置が長くなったり、短くなったりするのでございます。 ま、そういうふうに考えていただければわかりやすいやもしれません。 …さて、ところで本論の調の話にもどりましょう。 ドレミファソラシド=(ドレミファ)+(ソラシド) そして、 ですな。 これをハ長調からト長調にうつしてみましょう。 | | | | このレミファソをじっくりみると、 | | | | つまり全音+半音+全音となっていることが分かりますかな。 | | | | これで、ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ♯・ソ のト長調…いわゆるG調ができあがった、ということです。 もう少し考えを進めてみてみると、ト長調はハ長調の身体の半分をもらって出来上がっているので、これは親族みたいなものですな。 次回の清談は、また火曜日にお待ちしております。
さて、なにしろ目にみえない音のことですから、音の距離というとすこし分かりづらいかもしれません。
と…こういうふうに考えてみたらいかがでしょうか。
すると、E(ミ)は1の指でミのポジションを押します。
するとレの時の千金から駒までの弦の長さと、ミのポジションのときの指から駒までの弦の長さはちがいますね。
ギターの場合はフレットがあるから、指で押せば二胡より簡単やもしれません。
だから、二つの音の間の距離がちがうというわけです。
『音の調性』シリーズ二話で、長音階の構造のお話をいたしました。
長音階の構造は、
下半身ド~ファ(+)上半身ソ~ドでそれぞれ「2全音+1半音」でできており、上半身+下半身は同じ形ですよ、というのが前回の話でした。
ドレミファ=ソラシド
ト長調とはG(ト、ソ)の音を基本の音(最初の音)として考えてください。
すると ソラシドの音列は、すでにハ長調でも分かるように「2全音+1半音」になっております。
| 全 | 全 | 半 |
ソ ラ シ ド
これをト長調の下半身と考えてくださいませ。
で、あれば、同じ構造で上半身をつくればよろしいのです。
するとドの次には「レミファソ」という音列があるので、これにちょっと手を加るということですな。
レーミが全音 ミ~ファが半音、ファ~ソが全音となっております。
| 全 | 半 | 全 |
レ ミ ファ ソ
これでは下半身のソラシドと上半身のレミファソが同じ形になりません。
さて、すでにお気づきの方もいおられるかもしれません。
レミファソを”ソラシド”にするためには、ファの音を半音あげればよいのです。
すると、ファ♯だ。
すると……ファ♯とソの間が同時に半音になりました。
| 全 | 全 | 半 |
レ ミ ファ♯ ソ
これで全音+全音+の半音となり、まったくの同じ形ができたわけでございます。
そこでこの親族的に関係する調のことを「関係調」というネーミングがついておるのですよ。
続きは次の清談でお話いたしましょう。
それでは、再見。
シャンティ老師
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