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月別:2007年12月 | カテゴリー:シャンティ老師の清談録

シャンティ老師の清談録 ~第九話~


音の調性 第三話

師走にはいり何かとお忙しい季節になってまいりました。
私生活からお仕事からと何かに追われ、音楽といった趣味事からもお手が離れやすい毎日やもしれません。
そんなかでも、こちらの清談録が、皆様の多忙な生活の中に”音楽”といった華を添えることができましたなら、これほど嬉しいことはございません。

さて、今日も先日のお話の続きでございますな。


そうですなぁ、皆様は音楽の「度」をご存知でございますか?

今日は、音と音の距離である「度」についてお話いたしましょう。

清談録 ~第九話~の続きはコチラから 






前回は音と違う音の間を測るのに半音とか全音という名称があるのをお話いたしました。 人間はなににつけても名称をつけたがりますねえ。名称をつけるというのは、その物を他と区別するためにつけるものです。 名前のないものはこの世に存在しないことと同じこということでございますね。

なにしろ何もないということを表すのに「無」という言葉をあてはめるくらいです。
「無」は「無」という名前をもらった途端、この世に存在するという市民権と住民票をもらったということですなぁ。「無」であるにもかかわらず、「無」という『有』になってしまったというのは、矛盾も矛盾でございましょう。

とと、音楽の距離のお話でございました。


さて、その二音間の距離のことを音程というわけでございますが。
つまりある音から別のある音にいたる「道程」の「程」のことです。
この音程を表すのに「度」という言葉をあてる。度という言葉は便利ですなぁ。
温度を表すにも度、角度も度、地球の緯度、経度も度、感度も度、落ち度も度……またもや横道にそれてしまいました。


さて、ドとド♯の距離を半音といいましたね。
これはまた別名称があって、「短二度」という言葉で表します。
では、全音であるドからレまでをなんというのでしょうか。これは「長二度」という言葉で表します。
はて、このようなお話ですと少しばかりややこしいやもしれませんなぁ。まぁまぁ、ですが、ここまで詳しく知りますと、音階の構造がよくわかるので、我慢していただけますかな。

さて、ドからレであるひとつの全音が「長二度」となりますと、ドからミまでの二つの全音は何だと思いますかな。ええ、推測ができますな。こちらを、「長三度」と言います。

ところがドからミ♭(フラット)はなんというでしょうか。
これはド、ミ間の距離より、半音だけ短いから短三度というのです。ほら、簡単でございましょう。
ここで使用されている長短は、単に音の距離にもとづいて長い、短いと名づけられている、と考えれば覚えやすいやもしれませんなぁ。

一度まとめてみましょう。


〈長〉
・ド~レは全音ひとつで長二度
・ド~ミは全音ふたつで長三度

〈短〉
・ド~ド♯は半音ひとつで短二度
・ド♯~レも半音ひとつだから短二度。
・レ~レ♯、もちろん半音ひとつの短二度、
・レ♯~ミ 半音ひとつの短二度
・ミ~ファは以前お話したように、半音ひとつの短二度。

これからわかるように、ドから次のド、即ち1オクターブは12の半音で構成されているのでございます。


続きは次の清談でお話いたしましょう。

次回の清談は、また火曜日にお待ちしております。
それでは、再見。
シャンティ老師


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