シャンティ老師の清談録 ~第七話~
…おぉ、そうそう、音の調性でございました。
続・音の調性
さて、今日の清談は先日の続きでございましたね。
過日は何のお話を致しましたかな。
ドレミの階名、ハニホの音名。
覚えていらっしゃるでしょうか?
そうですなぁ。
今日は、このお話から少しばかりD調G調といったお話までひろげてまいりましょう。
ドから次のドまでを1オクターブといいます。音は8つございますね。 ここでは黒鍵を排除して話を致しましょう。しかし、こういうすすめ方は本当は危険なので真似なさらないように。 さて、黒鍵を除いたときのドからドまでの調を日本ではなんと「ハ」長調といいます。 ちなみに白鍵同士が隣接しあっているところ、つまりミとファの間、シとドの間も(黒鍵がないところで)半音というふうになります。 次回の清談は、また火曜日にお待ちしております。
これを応用するとレから次のレまでも1オクターブということです。
さてところが、ドからドまで8つあると申しましたが、ほんとはもっとあるのですよ。
さあ、ここでピアノの鍵盤を頭に描いてみましょう。自宅にピアノがある読者はピアノの鍵盤をご覧ください。
ドとレの間に黒い鍵盤がございますでしょう。
二胡をされている方ならばご存知やもしれませんなぁ。
これにはド♯(シャープ)またはレ♭(フラット)という呼び名がございます。
白い鍵盤と黒い鍵盤を数えるとみんなで12の音があります(但し、ドは重複しているので、これは数えません)。これも仲間に加えたら13になるのですな。しかし、この場合、重複する音は数えません。
これには深~いわけがあるので、今、ここでそれをお話しないほうがよろしいでしょうな。頭がこんがりと焼けてしまいます。
まぁ今回は特別、危険ではありますがとにかく黒鍵をのぞいてみましょう。
なぜここで黒鍵を排除して白鍵盤だけで話をすすめようとするのでしょうか、と疑問に思うやもしれません。
何のことはありません。勝手ではありますが、実は、そのほうが理論的にお話がしやすいのでございます。
さて、黒鍵を排除した上で、ドから次のドまで音を出してみましょう。
当然ドレミファソラシドといつものように音が出ます。サウンド オブ ミュージックのドレミの歌はよく出来ています。
「♪ドーはドーナツのド。レはレモンのレー。ミーはみんなのミー…♪」という歌ですな。
この歌でドレミを歌えるようになった方は世界にたくさんいらっしゃると思いますよ。
前回で説明した「階名」ではない「音名」の「ハ」が出てきましたね。
ド、つまりハの音を基本にして次のドまで積み上げられた「音の階段」がハ長調の音階なのです。
二胡でいうと、これがいわゆる「C調」になるわけですな。
この音階には実にバランスよく組み立てられた法則があるのです。
その法則を説明いたしましょう。
ここで黒鍵の登場です。
白も黒もあって自然はうまく動くといういい例ですな。
ドとレの間にある黒鍵を思い浮かべてください。そう、ド♯またはレ♭のことでございます。
♯(シャープ)という言葉のニュアンスには、”緊張感をもって”とか、”鋭い”などという意味がこめられており、♭(フラット)には、"平凡"なとか"少し緩めた"などと、シャープとは反対の意味が込められております。
ですからド♯はドよりやや緊張感をもった音ということになり、音がやや高くなるのです。
レ♭の場合、レより少々緩められた音になるので、低い音ということになりますよ。
ドとド♯(ドの白鍵とド♯の黒鍵)の間を「半音」と名づけます。ということはド♯とレの間も半音ということになり、レとレ♯の間も半音、同様にファとファ♯も半音となり、これは延々と続きます。
さあ、ここから音階とか調性という、たいへん分かりやすくで理解しづらい音楽のお話が始まってしまうのでございます。
続きは次の清談でお話いたしましょう。
それでは、再見。
シャンティ老師
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